涼を求めて最近よくドトールに行きます。
本日の珈琲250円。
豆の違による味の違いなんて
それほどわからないのに、
「今日はモカか」とか
「今日はマンデリンね」
なんて心の中で思いながら注文します。
ブレンドSが220円、
本日の珈琲は、250円。
ほんの30円の差ですが、
ちょっとだけ珈琲通になったような
気分になります。
珈琲好きなかたは多いと思いますが、
みなさんは、どんなふうに珈琲とかかわっていますか?
『こぽこぽ、珈琲 (おいしい文藝) 2017/10/17』
この本は、
31人の著者による珈琲にまつわるエッセイ集です。
小説家、随筆家、学者、音楽家、写真家、評論家などなど、
名だたる方々が珈琲について書いています。
この本を読んでいて、
作家の片岡義男さんがドトールに珈琲を飲みに行く
と書かれていたのが意外で、
私のドトールでの一杯も片岡義男さんの文章を思い出すことで
バリューアップしたような気になりました。
村上春樹さんの文章からは、
寒いドイツで飲むラム入りコーヒーにあこがれ、
清水幾太郎さんの文章からは、
戦前戦後にどれだけ珈琲が希少だったのかがわかり、
珈琲が簡単に飲める今の平和を感じます。
珈琲をテーマに、
こんなにもバラエティあふれる話が読めるのか!
と楽しくなってきます。
珈琲を飲みながら読んでいたら
文字の世界に香りが加わり、
よりリアルに感じられました。
ぜひ、珈琲を飲みながら読んでみてくださいね。
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