雲をコレクションするって?
と思って手に取った一冊。
「雲」のコレクターズ・ガイド
ギャヴィン・プレイター=ピニー (著)
普通コレクションというと、
集めたものを自分の手元に置いて観賞したりするものだけども、
雲はそうはいきません。
著者曰く、
雲を見て、名前を見て、種類やなりたちを調べ、記憶にとどめる。
雲の種類によって、点数をつけて記録するのもよい、のだと――。
写真を撮って終わり、というのではなく、
雲を鑑賞したことを記憶に残すのが「雲」をコレクションすることなのですね。
よく見かける『積雲』(上の写真)についての説明は、
積雲を見つけられたためしがないという人は、もっと外に出かけなくてはいけない。
と始まっていて、なかなかおしゃれな言い方だと思いました。
写真を見ているだけでも楽しいガイドブックですが、
雲の説明がコレクター目線なのがまた良いのです。
例えば、ハチの巣状雲について、
ハチの巣状雲はそのものよりも雲にあいた穴でそれとわかる、短命でめずらしい変種だ。・・・中略・・・寿命がとても短いので、雲コレクターにとってはレアアイテムだ。
こんな書き方をされると、ぜひともコレクションしてみたい(見てみたい)と思います。
私は図書館でみつけて借りてきましたが、
これは買って手元に置いておかないと楽しめないのかも。
雲コレクターとしての第一歩は、
この本を持っていることなのかもしれません。
見ても読んでも使っても楽しい一冊でした。
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*2018年8月26日に記事一部修正しました。
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